Just Keep Buyingとは何か?
「Just Keep Buying(ジャスト・キープ・バイイング)」とは、シンプルに言えば「とにかく買い続ける」という投資スタイル。
アメリカのデータアナリスト、Nick Maggiulli(ニック・マジューリ)の著書『Just Keep Buying』では、感情や相場の予測に振り回されず、一定のペースで資産を買い続けることが、最終的にもっとも合理的かつ成功率が高いとされています。
個別銘柄を選んだり、底値で買ったり、天井で売る――そんな“完璧な判断”に頼らなくても、
「毎月、余裕資金で淡々と投資を続ける」
この姿勢こそが、個人投資家にとって最強の武器なんです。
僕にとっての「Just Keep Buying」
正直に言うと、僕は投資を始めたときから、ずっと「毎月コツコツ型」でした。
積立NISAでの毎月33,333円からスタートして、米国ETFを買ったり、日本株の高配当株に挑戦したこともあったけど、基本は「定期的に買う」というスタイルを崩したことはありません。
だから「Just Keep Buying」という言葉に出会ったとき、
「これ、まさに俺のことじゃん」と思ったんですよね。
「投資=タイミングを読んで利益を狙うもの」って思われがちだけど、
僕みたいに地道に買い続ける投資家にとって、この言葉は方向性を明確にしてくれた大切な考え方なんです。
なぜこの考え方が大事なのか?
僕は今、地方の工場で派遣社員として設計の仕事をしています。
特別に高年収というわけではありませんが、生活に必要な分をしっかり管理しつつ、余剰資金は毎月淡々と投資に回すというスタイルを続けています。
この考え方があることで、相場に振り回されることなく、自分の中に「やるべきことは決まっている」という安心感が持てるようになりました。
Just Keep Buyingを支えている習慣
「続けるのが一番大事」って頭では分かっていても、
相場が下がるとやっぱり不安になるのが人間です。
そんなときに、僕がどうやってこのマインドを維持しているか。
リアルな習慣を紹介します。
相場が荒れても残高は見ない
2022年や2023年、相場が不安定な時期もありました。
資産が目減りしている時期ももちろんあったけど、そういう時は基本的に証券口座の残高を見ないようにしています。
代わりに仕事に集中したり、日常のルーティンを崩さないことを優先しました。
あえて「考えない」ことで、余計な感情に巻き込まれずに済んでいたと思います。
柔軟な投資スタイル
僕は投資額を「月◯万円」とカチッと固定していません。
月によって収支も違えば、突発的な支出があることもあります。
だから、毎月給料が入ったら生活費をざっと確保して、残ったお金をそのまま投資信託に回すというシンプルな運用をしています。
投資にルールを設けるのも大事だけど、
「無理せず続けられる形」であることが、何よりも大事だと思っています。
SNSは気にしない
投資界隈のSNSは、情報の宝庫でもあり、感情を揺さぶる地雷でもあります。
でも僕は、似たような思考の人(Just Keep Buying寄り)をフォローしているので、煽りや狼狽売りの空気に飲まれることはほとんどありません。
むしろ、みんなが黙々と積み立てている姿を見ると、「俺も淡々とやっていこう」って思えるんですよね。
だから、SNSの情報そのものよりも、「誰を見ているか」の方が大切なんだと思います。
今、投資が順調な時期だからこそ
2025年夏現在、米国株を中心に相場はかなり好調です。
この状況だけを見ると、「投資って簡単じゃん」と感じる人もいるかもしれません。
でも、本当に大事なのは、次に相場が下がったときも同じように行動できるかどうか。
過去の下落局面では、僕はアプリを見ず、ただコツコツと積立を続けることで、メンタルを崩さずに済みました。
今のうちに「淡々と買い続ける」リズムを身につけておくことで、
未来の不安定な相場でも、自然と行動できるようになると信じています。
継続することの価値
僕はFIRE(経済的自立と早期退職)を目指しています。
目標資産は3000万円。その後もゆるく働きながら5000万円を目指す予定です。
FIREに届くかどうかはわかりません。
でも、自分の意思で投資を続けていることが、すでに生き方の軸になっている。
- 会社に依存しない生き方
- 不安を減らす選択肢
- 自分で未来をつくるという自信
「Just Keep Buying」は、投資の手法というより、人生のスタンスに近いと思っています。
まとめ
- 「Just Keep Buying」は、買い続けるというシンプルだけど力強い考え方
- 僕は投資を始めた頃から毎月積み立てていて、この考え方で自信を深めた
- 固定額ではなく、生活費を引いた余剰資金を都度投資に回す柔軟なスタイル
- 相場が悪いときは残高を見ず、SNSの情報にも振り回されない
- 好調な今だからこそ、下落局面でも揺るがない土台を作っておく
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