投資を続けて資産が少しずつ増えてくると、不思議なことが起きました。
物欲がどんどん減っていくんです。
かつてはイオンモールに行けばあれもこれも欲しくなって、買えないものに悩んでいたのに、
今は映画を観て、ご飯を食べたら「もういいか」と帰ってしまう。
物欲が無くなるのは良いことのはず。でも、なぜか虚しさも残るんですよね。
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物欲が無くなる理由
1. 欲しい物はもう手に入った
ある程度のお金があると、「我慢していたけど欲しかった物」はだいたい買えます。
その結果、「いつか手に入れたい」というワクワクが消えてしまう。
2. 買い物より“投資”が優先されるようになる
3万円の靴を見ると、つい「この3万円を投資に回した方が増えるかも」と思ってしまう。
お金の使い方に対する“目線”が、昔と変わってしまうんです。
3. 買い物に対する感動が薄れる
お金が無かった頃は、買い物が「ご褒美」でした。
でも今は「買おうと思えば買える」状態。
慣れって怖いもので、買い物自体にあまり感動しなくなるんです。
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なぜ虚しさを感じるのか?
人って、「欲しいものを目指して努力する」ことに喜びを感じるんだと思います。
でも資産が増えることで、“目指すもの”がなくなった状態になる。
いわば「物欲の先の空白」に直面してしまうんですね。
どう向き合うか?
● 体験にお金を使ってみる
旅行、美味しい食事、誰かとの時間。
物ではなく記憶や経験は、意外と満たされます。
● なぜ資産を増やしているのか再確認する
「何のために投資してるんだっけ?」
FIRE?安心?家族?目的を思い出すと、虚しさも少し和らぎます。
● “小さなご褒美”を設計する
例えば「資産が○○万円になったら、ずっと気になってた○○を買う」など。
自分ルールを作ると、再びワクワクが戻ってくることもあります。
おわりに
物欲がなくなるのは、精神的に成熟してきた証かもしれません。
でも、それは「刺激が減る」ということでもあります。
お金があっても虚しいというこの感覚、きっと同じように感じている人は多いはずです。
だからこそ、自分なりの“楽しみ方”を見つけながら、資産形成と上手に付き合っていきたいですね。